総合精度管理事業 | 公益社団法人 全国労働衛生団体連合会
総合精度管理事業
総合精度管理事業とは
全衛連は、健診施設が実施する健康診断が精度の高いものとなるよう、総合精度管理事業実施要綱に基づき、「総合精度管理事業」を実施しています。総合精度管理事業では、「臨床検査」、「労働衛生検査」、「胸部X線検査」、「胃X線検査」、「腹部超音波検査」について各々の検査が適切に行われているかどうか評価しています。
評価結果は「総合精度管理事業参加施設評価結果」をご覧下さい。
臨床検査
臨床検査精度管理調査実施要領に基づき、臨床検査を実施する健診機関、衛生検査所に対し、表に掲げる物質の血液中・尿中の量を測定するために作成された濃度の異なる複数の試料の中からアトランダムに選定された試料を送付し、測定精度を審査します。また、測定機器のメンテナンス、検体の保管・取扱い状況についても確認します。
全衛連の調査は、健診機関及び健診機関の委託を受ける衛生検査所を対象としていることから、正常域、境界域の測定精度が評価できるよう、分析がより難しい低濃度域の試料により実施されることを特徴としています。
臨床検査
調査項目 送付試料数
総コレステロール、中性脂肪、尿酸、クレアチニン 5本
HDLコレステロール、LDLコレステロール 3本
AST、ALT、γ-GT、血糖 5本
HbA1c測定用試料 2本
ヘモグロビン、赤血球数、ヘマトクリット、血小板数、白血球数 4本
尿糖、尿たんぱく、尿潜血 5本
労働衛生検査
労働衛生検査精度管理調査実施要領に基づき、有害作業環境に従事する労働者を対象とする特殊健康診断を実施する健診機関、衛生検査所に対し、表に掲げる物質の血液中、尿中の量を測定するために作成された濃度の異なる複数の試料の中からアトランダムに選定された試料を送付し、測定精度を審査します。
また、測定機器のメンテナンス、検体の保管・取扱い状況についても確認します。労働衛生検査に係る精度管理調査を実施するのは本調査だけです。
労働衛生検査
調査項目 送付試料数
血中鉛量 6本
尿中デルタアミノレブリン酸量 6本
尿中馬尿酸量、尿中メチル馬尿酸量、尿中マンデル酸量 6本
尿中総三塩化物量、尿中三塩化酢酸量 6本
尿中2,5-ヘキサンジオン量 6本
尿中N-メチルホルムアミド量 2本
胸部X線検査
健診機関から、胸部X線検査精度管理調査実施要領に基づき、健診で撮影した胸部X線画像(正常例3例)、提出画像の自己評価及び精度管理に関する資料を提出してもらい撮影技術・読影技術等を審査します。撮影技術は、解剖学的指標(肺実質、縦隔等の見え方)、物理学的指標(コントラスト、肺野・縦隔濃度等の適正性)の観点から審査します。読影技術は、提出画像の医師及び技師の自己評価について審査します。また、照射線量・モニタ管理、肺がん検診におけるプロセス指標等について評価します。
胸部X線検査
胃X線検査
検診機関から、胃X線検査精度管理調査実施要領に基づき、検診で撮影した胃X線画像(正常例2例、有所見例2例)、画像の読影結果及び精度管理に関する資料を提出してもらい、描出技術・読影技術等を審査します。正常例については描出技術(体位・画質)、有所見例では読影技術(診断・所見が日本消化器がん検診学会の「胃X線検診のための読影判定アトラス」に沿って行われているか)について審査します。また、照射線量、モニタ管理、胃がん検診におけるプロセス指標等について評価します。
胃X線検査
腹部超音波検査
健診機関から、腹部超音波検査精度管理要領に基づき、健診で記録した腹部超音波画像(正常例2例、有所見例3例)、画像の読影結果及び精度管理に関する資料を提出してもらい、描出技術・読影技術等を審査されます。正常例については描出技術、有所見例については、読影技術(所見、カテゴリー分類、事後指導区分が「腹部超音波健(検)診判定マニュアル」に沿って判定されているか)について審査します。また、検査者・読影者の専門資格、プロセス指標等について評価します。
腹部超音波検査
精度管理の運営主体
総合精度管理事業
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