全衛連について
ごあいさつ
社団法人全国労働衛生団体連合会 会長 田川 博乙
 全衛連は、労働安全衛生法その他法令に定める健康診断や事後指導等の適正実施及び専門技術の向上、産業保健活動の振興、調査研究を促進することにより、働く人々やその家族の健康保持・増進に寄与することを目的とした公益社団法人です。全衛連及び会員機関は、健康診断の実施にとどまらず、作業管理や作業環境管理も含めた労働衛生管理を担うことができる「企業外労働衛生機関」として役割を果たせるように努力しています。
 現在、全国にある会員機関が実施する一般健康診断や人間ドック等は、年間延べ 5,000 万人近い方々にご利用いただくなど、我が国の職域健診、地域健診等の分野になくてはならないものとなっております。
 健康診断は、その質を維持することが重要であり、全衛連では、健康診断が高品質であることを保証することを目的に、健診実施機関における検査技術を審査・評価する「総合精度管理事業」や、健診実施機関の有する設備・機器、人的体制、データ管理、健診後のフォローアップ体制などについて、質の高い健康診断を提供できる施設であることを評価・認定する「労働衛生サービス機能評価事業」を実施しており、多くの機関に参加いただいています。また、医師、保健スタッフ等を対象とした各種研修も多くの方々に受講いただいています。
 現在、少子高齢化等を背景に、働く人の健康保持増進は企業にとって重要な課題となっています。また、働き方の多様化に伴うメンタルヘルス不調への対策も必要となっています。一方、働く人の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営」にも注目が集まっており、取組む企業も増えています。
 全衛連は、こうした状況の変化を踏まえつつ、社会のニーズに的確に応え得る企業外労働衛生機関が増えていくよう、さらなる努力を続けてまいります。
 今後とも、全衛連活動にご理解ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
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