全衛連は、主に職域の健康診断を実施する労働衛生機関が相携えて、健診技術あるいは保健指導技術等の向上を図り、もって、勤労者及びその家族の健康の保持・増進、国民保健の向上発展に寄与することを目的に昭和44年10月に設立されました。
現在、
会員機関の実施する定期健診、人間ドック等は年間延べ4,600万人の方々に提供されるなど、わが国の職域健診、地域健診等の分野で大きな役割を果たしております。
全衛連は、会員機関が実施する健診が高品質であることを保証するため、各機関における検査技術を審査・評価する「総合精度管理事業」、設備・機器、人的体制、健診技術、データ管理、健診後のフォローアップ状況など高品質の健康診断を提供できる施設であることを評価・認定する「労働衛生サービス機能評価事業」を実施しており、多くの労働衛生機関に参加頂いております。また、医師、保健スタッフ等を対象とした各種研修、講習にも毎回多くの参加を頂いております。
全衛連が設立された昭和40年代の労働衛生対策の中心は職業病予防でしたが、最近では過重労働、メンタルヘルス対策が大きな課題となっております。また、がん早期発見対策、生活習慣病予防対策も大きな関心を集めています。
全衛連はこれらの社会の変化を踏まえ、皆様のニーズに的確に応え得る労働衛生機関の指導機関であり続けるために、さらなる努力を続けて参ります。
今後とも、全衛連活動にご理解、ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。